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立春の頃、門脇吊橋の朝日



2月の門脇崎の夜明けは、吊り橋の向こう
伊豆大島から昇ってくる太陽
蜜柑色のそら
朝日を浴びて漁船が往く
誰もいない岬で、偶然出会った風景

写真をクリックするとthreetroyのWebで場所の詳細が見れます(^-^)ゝ
このBGMは Peter Gabriel - Here Comes the Flood


誰もいない岬などと書いていますが、この時の状況としては、実はウソなんです。
この写真を撮った時、ボクはひどい目にあったんです。

ボクが早朝の城ヶ崎海岸門脇崎に着いた時、先客がいた。遠くから見るとカメラマンのようですごい装備を持っていた。男が5名、白いドレスを着た女性が1名のようだった。撮影会なのかな?それともプロがロケに来ているのか?
近づいていって、吊り橋で彼らに挨拶すると完全無視された。チッ、やな奴らだ。
モデルの女性はどんな子なんだろう?ボクは女性を見て驚いた。女性だと思っていたのは人形でした。しかもアニメ顔の...(^-^;
オタクの撮影会だったのだ。アニメ顔の人形にポーズをつけながら撮影していたのだ...

ボクはこの状況にかなり動揺していた。なんか怖い感じすらしていた...
5人の男が声も交わさず、黙々と人形にポーズをつけさせて写真を撮っている...

日の出の時間が近づいてくると、観光客が数人やってきた。この異様な撮影隊を見て観光客にも動揺が広がっていた。

その時、観光客の一人の女性がボクに話しかけてきた。
「あなた達何を撮ってるんですか?」
は?あなた達とは...?
がーん、ボクはあの怪しい集団の仲間だと思われてしまったのだ(^-^;
逃げるしか無かった。視線が冷たかった。

駐車場まで一目散に走って、海を見たらちょうど吊り橋の向こうの大島から陽が上ってきた。吊り橋には奇跡的に誰もいない。
そこで急いで写真を数枚撮った。この写真がそうだ。

気温は零度なのに、ボクはなんか汗をかいていた。
さわやかなはずの朝、ボクは落ち込んでいた。
その後どうしたかは覚えていない... 多分帰ったんじゃないかな。

ボクは、誰もいない岬で、おごそかな気持ちで、この風景を見たかったのだ...

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