Site Network: Home | Web | twitter | BBS

断崖の坂道を下ると
開聞岳がボクを呼んでいた
http://www.threetroy.com/blogdata/ikku1280/IMG_0166.jpg

大隅半島の南部には突然現れる断崖を駆け登る道があちこちにある。鹿児島県道74号の佐多馬籠あたりの断崖などは比較的走ったことがある人も多いだろう。
パノラマパーク西原台から北を見ると断崖沿いに続く道を見つけた。
遠くから見た印象だと、かなりの狭路と思ったのだが、実際にはこの区間だけ2車線のすごくいい道だった。前後の道は1.2~1.5車線の道なのだが断崖区間に入るとこのいい道が現れた。
ドキドキしながら断崖絶壁の狭路を期待していたので、いささか拍子抜けしたのも事実だが、展望が開けるこの下りを笑みを浮かべて駆け下っていった。
ヘアピンコーナーを曲がると海へ向かって下っていく。錦江湾の対岸には開聞岳が見えていた。
なぜか開聞岳が海の向こうからボクを呼んでいるような気がした。
そして明日の旅の予定が決まった。薩摩半島に渡ろう。開聞岳がボクを呼んでる。
山川で砂むし温泉に入って、開聞岳を仰いで薩摩半島を駆け抜けよう。

城内坂の坂の途中の擁壁は崖に吹き付けたコンクリートがとても迫力がある。擁壁にはドラゴンボートが描いてあったり観光を意識して整備された場所らしい。
ここの地形は浸食に強い溶結凝灰岩からなる岩が山頂に露出したもので、このような地形はメサ形台地と呼ばれている。この坂は、昔は細い砂利道で牛車が通るくらいの細い道だったそうだが、17年ほど前に台風災害でがけ崩れが発生し整備されたそうだ。 坂の上には城内集落があり、この台地の西端の崖っぷちに「天狗松」と言う大きな松の木がせり出しており、素晴らしい景観だったのだが台風で倒れてしまったらしい。
天狗松を見て、砂利道だったこの断崖狭路を走るために17年前にタイムスリップしたい気がするね。

BGM : Dave Stewart & Barbara Gaskin - I'm In A Different World



より大きな地図で 九州ドライブ を表示

0 コメント:

コメントを投稿