オホーツクの青空は少し寂しげだった
冷たい風が吹く、ある夏の日
草原で寝っころがって空を見ていた
旅に出て、いい風景に出逢えるかどうかなんてボクにはわからないよ。
たとえ晴れていたって、白い雲がいい感じで空に浮かんでることなんてホンと稀なことなんだ。
ゆうぐれ、朱色、茜色、様々な色彩が感動的に空を染めていくのもそんな簡単に出逢えるもんじゃない。
思い描く風景を見たいなら、風景カメラマンのようにその場所に三脚を立てて何時間も、いや何日間も待っていればいい。それであなたが満足するならね。
旅の中で偶然出逢う風景は、そういったカメラマンたちが決して出逢えないものだ。たとえ曇り空になったとしても、雨が降ってきたとしても、あなたが旅したその風景は思い出とともに写真に残す価値がある。
ガイドブックやブログで見たような情報は忘れてしまったほうがいい。旅で偶然出逢ったもの、自分で探したものこそが本当に価値があることはあなたもわかっているはずだ。
「旅する人よ、風景カメラマンになるなかれ」
人が探した撮影ポイントをただ追いかける旅なんてつまらないよ。その場所で見た写真と同じ構図で写真を撮ることだけがあなたの旅なのかい?
同じルートをたどっても、本当は人それぞれの個性で旅が出来るはず。つまらない事前知識がその個性を無くしてしまう。
どこかで見た風景を探すのではなく、あなたの目でその風景を見るべきだ。
そうすれば、あなたの「いつか出逢うはずの風景に、たどり着く旅」が出来るはずだ。
この写真は2012年8月に宗谷丘陵で撮ったもの。雨続きの天候でこころが折れそうにな
る旅でした。この日は旭川を曇り空で出発して宗谷丘陵にたどり着くとやっと晴れ間が見えてきたのですが、この写真を撮った直後また空は曇天になってしまい
ました。太陽が陰っていて光が少なく寂しい青空でしたね。ボク天気待ちなんてしないもんで(^-^;
気温は昼間なのに10度以下と異常なくらい寒い夏の日でした。
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BGM : Jason Mraz - Summer Breeze
ラベル: フォト一句
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