海に向かって走り、そこで自分と向き合う
目を閉じて寄せては返す波音を暫く聴く
ゆっくりと目蓋を開けて
ボクのまえに広がるすべての風景を感じてみる
自分自身が、その風景を心の情景に換えれるだろうか
景観と色彩と風と温度、そして香りと音
全てと向き合ってそこにいる
部屋の天井を見てたって自分と向き合えないから
海に向かって走ることもある
やさしい波音は、こころを癒してはくれるけど
特になにも解決したりはしないもの
数百キロ風を切って走って、ゆうぐれの海風にあたってくれば
心地よい疲労と満ち足りた気分がのこる
どこかですり替えが起こるのさ
静岡県下田市吉佐美 多々戸浜にて
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BGM : Carlos Aguirre Grupo - Atajo
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