こころが揺さぶられる旅をしたい
日本海追分ソーランラインを南下していた
江差の街から空は厚い雲に覆われていて、気象情報をみても晴れる兆しは無かった。これから函館に急いでも、どのみち曇りであることは間違いない。ならばこの北の地の海岸線を気が済むまで、ゆうぐれまで、走っていたかったのだ
なぜこんなにも走り続けるのだろう
空の色彩を、海の移ろいを、追いながら
こころが揺さぶられる旅をしたい
孤独の旅でしか得れない
その風景を、こころに感じる旅
50キロ以上離れている渡島大島が見えている。背景も明るいということは、水平線近くには雲がないかも知れないと、ふと思った。そしてもともと立ち寄るつもりもなかった松前町営牧場へ上っていった。するとどうだろう、ボクの読み通りに厚い雲から太陽が降りてきて、空の雲を下から照らしたのだ
低く流れていた雲は、一瞬にして紅く染まり空に浮かんだ
自分の想像を上回るゆうぐれに出逢えたのだ
北海道の旅の終章は、こころ揺さぶられる旅になった
北海道松前郡松前町札前 松前町営牧場にて
写真をクリックすると拡大します
BGM : The Album Leaf - Another Day
ラベル: フォト一句
0 コメント:
登録:
コメントの投稿 (Atom)