旅心は、忙しい日常に生まれ
旅に出るとさらに強くなるものだ
仕事の手を止め、窓から外を見る
スッキリ晴れた天気
はるか遠くに北関東の山々が見えている
あれは日光の男体山、左を見れば赤城山
さらに西の方向には丹沢の背後に
富士山がくっきり見えていた
忙しい日常の中のたった数十秒で
ボクの旅心は生まれた
駅に向かう途中に空を仰いでも
電車の窓から見える風景にも
さらに忙しさを重ねるほど旅心は強くなってきて
抑え切れない衝動になる
そしてボクはひとりで旅に出た
やはり旅はいい
満足感に満ちているけど
旅心ってヤツは治まるどころか
旅に出てさらに強くなってくる
あと何千キロ走れば
ボクの旅心は満足するんだろうか
ある日の旅
海沿いの砂の道を走っていた
油断すると砂にスタックしそうなくらい
柔らかい砂の道だった
ここはコムケ湖のオホーツク海側
海と湖を隔てる砂嘴を走っている
誰もいなかった
オホーツクの波音、草をゆらす風
潮の香りを愉しんで
空を仰いでいたんだ
北海道紋別郡湧別町 コムケ湖にて
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BGM : Ben Rector - When a Heart Breaks
ラベル: フォト一句
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